伝馬町刑場跡



地下鉄日比谷線小伝馬町駅より、徒歩2分。
現在の大安幽寺。刑場跡の碑が建っています。






安政の大獄では、松平春嶽、永井尚志といった、維新時に名を残す幕臣も謹慎や蟄居といった刑を受けていますが、
梅田雲浜、吉田松陰、橋本左内、頼三樹三郎等50余人がこの獄に下り、
その後の処刑者もあわせると96名の勤王志士がここで命を落としたのです。
死刑場があった場所は、現在地蔵尊が建立されています。
明治になって不浄地である小伝馬町牢屋敷跡はしばらく荒廃しましたが、
明治15年大倉喜八郎と安田善次郎が、資金を出し現在の大安寺を建立したのです。
寺の名称は、大倉喜八郎の「大」と安田善次郎の「安」からとったと言われました。
(2007年10月27日UP)

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